犬を飼うことで私たちは、他では学ぶことのできない多くの気づきを得ることができ、そして彼らから、愛すること、愛されることをあらためて学びます。しかし現在のペットブームに酔いしれている日本では、悲しい現実もあるのです。

「犬を飼うこと」について改めて考えて頂きたいと思い、犬の現状や私達にできること、また非営利目的であればホームページや雑誌に掲載可能な3つの犬の詩「犬の十戒」「虹の橋」「虹の橋のたもと」と1つの物語「どうして?」を英語の原文つきで紹介しています。犬のメッセージを感じて頂ければうれしいです。

このホームページを作った理由の一つが私のパピヨンの飼い方の知識に興味を持たれた方にこういう現実を知ってもらい周りの人に広めて欲しいという思いがあります。これから犬を飼う人もすでに飼っている人も、長い月日を共に暮らす家族として、出会った犬の生涯を幸せにしてあげることを考えて頂きたいと願います。

犬の現状について

平成15年に全国で「処分された」犬は約16万頭です。毎日日本のどこかで450頭の犬が殺されていることになります。迷子になった犬、子犬が生まれてしまったから、飼えなくなったからといって人に持ち込まれた犬、、、、。保健所での保護期間は通常2日〜7日 ( 各自治体や施設によって異ります ) です。飼い主によって持ち込まれた場合、離乳前の場合は即日処分です。期間を過ぎた翌日の朝犬たちはドリームボックスと言われる部屋で炭酸ガス ( 窒息死 ) によって苦しみながら死んで行きます。炭酸ガスの血中濃度上昇による意識低下が苦痛の軽減に役立っており、これによって名目上は安楽死とされています。窒息死が済んだ後はガス室からベルトコンベヤーで焼却炉の上に運ばれると床が開いて落ちます。中には死亡に至らず単に意識を失っただけの場合の犬もいるため、死に切れず生きながらにして焼却炉で焼かれる子もいるようです。
さらに悲惨なことに、収容施設によっては「自分を救ってくれるかもしれない・・」と人を信じて止まない目をして尻尾を振って近づいてくる犬には、人間に従順で言うことをよくきくという理由で動物実験に利用され、その実験の苦痛に耐えながら死んで行くという話もあります。こういったことは実験内容なども非公開である場合が多く、研究者のエゴイズムによる非人道的な実験も多いことは、国内外の活動団体による報告書や書籍に記されているようです。残念ながら、先進国の中で唯一日本のみが非道な動物実験への法規制がないという状況のようです。

私は犬を飼い始めたばかりの頃、犬の現状をほとんど知りませんでした。こういう現状を知ったとき、衝撃と喪失感を感じ、人間の利己主義さに心が苛まれました。本当に胸が締めつけられる思いです。犬を飼いだして分りましたが、犬は絶対に裏切りません。そして犬は本当に純粋で惜しみない愛情をくれます。どんな時も変わらない愛情です。

CREA いぬのうんめい
CREA いぬのうんめい

2006/02月号に女性雑誌 CREA ( クレア ) が「気絶するほど犬が好き!」というタイトルで犬の特集を出しました。その中に「いぬのうんめい」という記事がありました。ここで伝えているような犬の現状を数ページにわたって紹介したのです。犬のファッションやかわいい子犬の紹介の記事と同様にです。
世の中に犬の雑誌や、犬のしつけに関する本は五万とありますが、それらの本の1ページでもいいから、こういった内容を載せてくれさえすれば、犬の現状はすこしづつ変わっていくと思います。

日本における犬、猫を始めとした動物は、環境省の「動物の愛護及び管理に関する法律」 ( 動物愛護法 ) においても「モノ」同然として扱われています
2005年6月15日に動物愛護法の改正が成立し、2006年6月1日から施行されていますが、それでもなお、内容は人間の都合のよいものとなっています。ツバを吐きたくなる内容ですが、それでは何も解決しません。私達には訴える言葉があります。言葉で伝えることのできない彼らのためにも私達にできることがあるのではないでしょうか。

インターネットや本で日本におけるこういった現状を知ることができ、それを伝えることができます。
そしてホームページがある方はこういった現状を訴えたり、現状を変えるための法律や政策の必要性を訴えることができます。
現状を変えるための署名を集めているところがあります。また沢山の団体があります。
子供がいる方は、こういう現状を教えてあげることができますし、子供にも分かるやさしい本があります。「犬の本」で紹介しています。学校の自由研究の課題にして保健所を見学してみてはどうでしょうか。きっと子供は愛情豊かで、精神の強い子になると思います。

当ホームページは日本における犬の現状を背景に、犬に関する社会活動を応援します。

最後に、現在の犬を取り巻く現状が少しでも変わっていくことを願ってやみません。